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千代田ユーテック株式会社

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マスタープラン策定(Master Planning)の解説

天然ガス等のエネルギー資源保有国ではエネルギー資源の輸出のみでなく、資源を有効活用して国内の工業化及び経済の持続的な発展を促進させることが大きな課題となっています。

このため、エネルギー資源の輸出とエネルギー資源のダウンストリーム展開のベストミックスを描くマスタープランの策定が望まれます。

例えば天然ガスマスタープランでは、今後20~30年間の天然ガス資源開発において、環境への負荷を最小限に抑え、資源国社会への利益を最大化するとともに、国民の生活レベルの持続的な向上を図ることを目標に下記について検討し、エネルギーセクターや社会インフラを含む物流セクターなどのセクター間の連携を十分考慮して全体最適を描くマスタープラン作りを実施します。

  • 天然ガス関連のバリューチェーンの構築(ガスバリューチェーン)
  • 天然ガス国内利用による産業・地域開発(ダウンストリーム産業開発計画)
  • 必要となる港湾設備・パイプライン整備計画(社会インフラ整備計画)

マスタープランの策定は、下記の3つの視点から検討することができます。

  1. 資源国の視点
    自国産のエネルギー資源を、想定する消費地に対して、資源のまま輸出するのがよいか、あるいは自国内で付加価値の高い製品として輸出するのがよいか、製品化するのならどのような製品とするか、などの経済性検討を行います。さらに、ターゲットとする消費地はどこがよいか、消費地における自国製品の競争力はどのレベル化などの検討も行います。
  2. 消費国の視点
    自国で増加しつつある製品需要に対し、製品を輸入している現状と、自国資源あるいは輸入資源を利用して製品化するケースの比較検討を行います。検討では、どこから資源を輸入して、あるいは、自国産のどの資源を用いて、どのようなエネルギー変換工程で製品化し、どのような輸送形態で消費地に運ぶか、などのケーススタディが可能です。
  3. エネルギー事業者の視点
    さまざまな資源国が持つ多様な資源と、さまざまな消費地が抱える増大する消費需要を、事業者の立場から最適に結びつけるサプライチェーンの構築が可能です。

上記の検討は「エネルギーフローデータベース」の活用で、効率的・包括的に実施が可能となります。

天然ガスを対象としたマスタープラン策定

LNGプラント

→

LNG輸出

↑

ガスPL

ガス田

↓
天然ガス
バリューチェーン
↓

事業性・経済性評価

↑
  • 道路・鉄道
  • 港湾設備
  • パイプライン

インフラストラクチャー

合成ガスプラント
GTLプラント等

ダウンストリーム産業

→

国内産業・地域開発